ドゥマゲッティはもちろん、フィリピンには日本のような不動産屋はありません。
代わりに個人のブローカーがインターネットで情報発信しているくらいです。
一括して不動産屋さんが物件を案内してくれる日本と違い、個人的にブローカーと待ち合わせして物件を見て回るわけです。
ところが悪質でいい加減なブローカーも多く、相当な地元の言語力を持っていないと取引は困難です。
そういうわけで、ドゥマゲティーでは当センターがそのブローカーをつなぎ、同行通訳してトラブル防止のサポートをしています。
ドゥマゲッティ(フィリピン)のアパートやマンション、借家との契約形態の違いを日本と比較し解説します。
●契約期間と更新料について
(日)通常2年家賃1か月が更新料
(フィ)契約期間は柔軟だが基本は1年
●敷、礼金について
(日本)敷金1~2か月+礼金1~2か月が必要
(フィリピン)敷金は日本同様、礼金は基本なし
●仲介手数料について
(日本)基本家賃1か月+消費税
(フィリピン)仲介業者の指定した料金
上記以外にも注意することはありますが、とにかく契約書に書かれていることをしっかりと把握することです。
短期滞在用の物件は限りがあり一般よりも割高なので、注意が必要です。
やはり基本知識をもって、物件の選択や契約する際には信用のおける通訳業者の同行が必須となります。
もちろん当センターではこれらをしっかりサポートしています。
スムーズな引っ越しを完了し、あなたなりの生活ペースを早く確立したいですね。
そのために必要な基本的な流れをお伝えします。
①(通学校の決定)これが決まってから住居選びに進みます。
②(通学しやすい物件を探す )住居と学校をバラバラで考えると毎日の通学が困難にな ります。
③(生活品の確保場所)通学中や帰宅途中で便利な買い物場を確保(確認)しておく。
他には、
①周辺に渋滞はないか?
②深夜までやっている騒がしい店はないか?
③周りの入居者の様子は?
④大雨の時に洪水にならないか?
など、やはり現地に住んでいる人の同行が理想です。
せっかく入居して引っ越しも終わり落ち着いたと思えば、またすぐに引っ越しというのはつらいですね。
つまらないことで徒労するより慎重に事を進めましょう。
新しい生活の舞台となる物件探しは、わくわくするものですね。
しかしここはフィリピンです。
日本基準を捨てて全て自ら確認しましょう。
フィリピンは、ある意味でびっくりするほど適当な文化です。
自分が住まず人に貸すアパートなどを建てるのは、間違いなく大金持ちです。
少しでも安く建てようと手を抜きます。
そこで現場で確認が必要な項目をまとめました。
①雨漏りや大雨時に浸水がないか?
②コンセントは稼働するか?
③火災保険の有無?
④家電その他の状態?
⑤備え付けの家具の詳細?
⑥インターネット環境?
など。
これら以外にもその場で不安に思ったことを言葉ではっきり返事をもらっておくことが最低必要です。
全てを書類に残すことはできなくとも現場案内人に言葉ではっきり確認することがまず重要です。
(これくらいは当たり前だろう)というのは日本での発想です。
よい人振る舞いはこの際捨てて、厳しく確認しましょう。
最初にお伝えした通り、ドゥマゲッティには日本のような不動産屋がなく、そこで個別に情報を持つブローカーを頼ることになります。
しかし、ブローカーもいい加減なものも多く、結果自己責任で詳細確認が必要です。
こういったトラブルをなくすために、当センターでは通訳付きで現場同行するようにしています。
現場では、外部(周囲の環境)、内部(物件の屋内環境詳細)を基本的に自ら確かめてからの契約が基本です。
契約書も英語なので、当センターでは書類確認と契約同行もお手伝いしてます。
まずは短期で入居できるところに入居し(フィリピンのアパートなどは基本1年契約ですが1か月単位での入居が可能な物件もあります)、それからゆっくり時間をかけて探すというのが理想でしょう。