フィリピンの学級制度は日本のものと少し違います。
お子さんが何年生になるのか確認して見ましょう。
幼稚園【キンダーガーテン】5歳。
小学1年生6歳
2年生7歳
3年生8歳
4年生9歳
5年生10歳
6年生11歳
7年生(日本の中学1年生)【ジュニアハイスクール】12歳
8年生13歳
9年生14歳
10年生15歳
11年生(日本の高校1年生)【シニアハイスクール】16歳
12年生17歳
ここまでがフィリピン共和国にて義務教育とされているものです。
少しテーマから外れますが、日本でいう義務教育といえば絶対に通学する期間とされている場合が多いと思います。
もちろん家庭の事情や本人の個性の関係で、通学できていない児童もいらっしゃると思いますが多くの場合本人というより、周囲の環境や人間関係などのトラブルが原因になっているケースもたくさんあると思います。
ところがフィリピンでは多くの場合、家庭環境(貧困により学費や教材などが買えない)ことが原因で通学できていない児童がたくさんいるんです。
(両親に仕事がなく無収入な為に学費がもらえず、1年学校に行っていない)様なことは頻繁に見られます。
ですから同じクラスに年齢が1歳あるいは2歳年上のクラスメイトがいるようなことが頻繁にあります。
18歳以降は本人の希望で大学4年制度に進むか、就職するかが選択されます。
しかしながら本人は進学したくても家庭の事情で就職せざるを得ない学生がほとんどです。
フィリピンにおける学年と年齢の関係、そしてその中身の実態を見てきました。
それではここから、生徒の種類と仕組みについて見ていきます。
フィリピンの私立校(インターナショナルスクール)はレギュラ-とビジター2種類の生徒に分かれます。
新学期(エンロール)に必要書類をすべて揃え入学手続きをして、通年就学する生徒(レギュラーステューデント)。
本人の都合に合わせ簡易的な手続きで入学する生徒(ビジターステューデント)。
特徴としては,,,
(レギュラーステューデント)制服の着用、必要通学日数、テスト、イベントへの参加、など義務がある。年度末に終了証明が発行される。
(ビジターステューデント)レギュラーステューデントのような規制などはなく基本的に自由参加型だが、年度末の終了証明は発行されない。
短期留学はビジター(基本的には年中いつでも入学可能)、1年留学なら時期を見越してレギュラーというのがセオリーです。
それでは簡易的な短期留学でのビジターステューデントは簡易手続きでいつでも入学ができるのでその手続きについてはここでは割愛し、レギュラーステューデントの入学手続きについて見ていきましょう。
日本を出発前に日本国内で準備する必要のある書類(アポスティーユ)。
①出征証明書(全部事項証明書)
②最終学年修了書
③最終学年の通信簿(あゆみ)
これらをすべて英訳したものを準備しすべての書類に対して国内のフィリピン大使館でノータリー(公証明)してもらう必要があります。
ここでのポイントは①②はよいと思いますが、③については学科ごとの評価に合わせて個人の日常行動や個性の部分(開いて右側の部分)をしっかり英訳する必要があることです。
フィリピンの学校長は入学(転校)の際にこの個人の部分を慎重に審査します。
後は英訳自体は様々なアプリなどで簡単にできますので、それを書類にしてフィリピン大使館にて英訳自体が偽りのない内容であることを認めてもらい、公証明のサインをもらえれば完了です。
そしてこれら書類とパスポート、バックが白い状態で撮影されているパスポートサイズの写真2枚をもって手続きに行きます(毎年ルールの変更などがあるため都度確認が必要です)。
時期はそれぞれの学校が指定する新学期(6~7月が多い)の2週間前くらいから受付がスタートしますのでそれに合わせていくことになります。
以上は私が過去にサポートしてきた経験をもとにお伝えしてますが、行政制度同様フィリピンでは学校条例も頻繁に変更になるため、ご自身が留学される少し前に現状の状態を学校側に確認するのが賢明です。
もちろんこういった確認サポートも当センターではいつでも現地に行って対応していきます。それでは次回は当センターでサポートさせていただいた留学生に人気のあった学校をチョイスして、その様子や雰囲気を見ていきましょう。